はなまるウォーカーになろう!

あなたの歩き方、何点ですか?

ウォーキング 君塚正道

「自分の歩き方を客観的に見て、100点満点で点数をつけるとしたら、さて、あなたは自分の歩き方に何点をつけますか?」

このような質問をセミナーの受講者に聞いてみると、自分の歩き方は40〜60点だと答える人の割合がとても多いのが印象的です。

日本人は平均すると、毎日6,000歩〜7,000歩は歩いているのですから、もっと自分の歩き方に自信を持って欲しいところですが、実際に街中で歩行中の人を観察してみると、歩き方が「かっこいいね!」「きれいだね!」と思える人は、ごくわずかです。

では、なぜ自信を持って歩ける方が少ないのでしょうか。

それは、ほとんどの人が「歩き方を教わる」という機会がなかったからだと思います。歩き方について考えたり、意識しすることも少なく、気がついたら歩けるようになっていたので、自分の歩き方が正しいのかどうかさえわからずに歩いているという人も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。

誰にでもできる運動だからこそ教わる価値がある

自信の持てない歩き方で、場合によっては健康を害するような歩き方にもかかわらず、一生懸命歩いている人が大勢います。その歩き方を続けて本当に良いのでしょうか。

例えば、「血圧が高いから医者にウォーキングをするように指導されたが、かえって膝が痛くなり嫌になった」といったケースを耳にしたことがありますが、正しい歩き方を教わっていたら回避できたかもしれません。

厚生労働省の健康政策の一つに、【健康づくりのための身体活動基準2013】という指針があり、この中で、『身体活動に安全に取り組むための留意事項』として、「正しいフォームの指導」について明記されています。

その一文を引用すると、「身体活動は正しいフォームで実践しないと、思わぬ傷害や事故を引き起こす場合がある。指導者は、基本的なフォームを見せたり留意点を確認させたりする実技を通して指導することが望ましい」と書かれています。

ウォーキングは誰でも気軽で簡単に取り組めるため、「運動」として軽視されがちですが、ラジオ体操やストレッチ、ランニングやゴルフと同じように立派なスポーツ(運動)です。したがって、やり方一つで効果も変わりますし、どんなに高価なウエアやシューズを揃えても、ケガをしては本末転倒です。だからこそ、正しい歩き方をウォーキング指導のプロから教わることに価値があるのです。

歩くことは一生のこと!あなたの歩きが原点になる

ウォーキング 君塚正道

私が生涯の目標とする言葉は「ピンピンコロリ」。病気に苦しむことなく、ピンピン元気に長生きし、最期はコロリと大往生を遂げるという意味の標語です。やむを得ず病気で長期入院、あるいは要介護となってベッドで寝ている時間が長くなればなるほど、最初に衰えるのが足腰の筋肉と言います。逆を言えば、健康は丈夫な足腰によって支えられていると言っても過言ではありません。

日本の健康政策において大きな指標となる【健康日本21(第2次)の推進に関する参考資料】では、長寿大国である日本の”平均寿命”と、日常的に介護を必要とせず自立した生活ができる生存期間を意味する“健康寿命”との差が、男性9.13年、女性12.68年と大変興味深いデータがあります。つまり、平均寿命がどんどん延びても手放しでは喜べないのが日本の現状です。

この健康寿命を延ばし、平均寿命と健康寿命の差を縮めるための取り組みこそ、国や地方自治体、医療や保健分野において最重要課題と言えます。身近な健康施策として多くの方がご存知の「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」や「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」のための対策は、国を挙げてどんどん行われていますが、何よりあなた自身が健康で自立した生活をいつまでも送るためにも、「歩くことは一生のこと!」という自覚を持ち、生涯を通じた健康のための一歩を踏みだすことが必要です。

今日からあなたもはなまるウォーカー!

ウォーキング 君塚正道

正しい歩き方を知って歩くのと、知らずに歩くのとでは、ウォーキングの質も大きく変わります。とはいえ、その質を高めるために今日から歩きを変えて「100点満点」の歩き方を目指すというのは難しく、後に続かない結果を招きかねません。

それよりも、少し肩の力を抜いて継続しやすい目標から始めることで、ストレスも軽減します。まずは何十点でも良いので、自分で『はなまる』をつけてあげられる歩きを目指して始めてみましょう。

100点満点でなくて良いんです!80点でも60点でも良いから、『はなまる』だと思える歩きを意識して、ウォーキングの質を高めましょう。
何より、あなた自身がウォーキングライフを楽しみ、日常生活の中に無理なく運動を取り入れることが、体と心をより健康に導くと私は考えます。 さぁ!あなたも一緒に“はなまるウォーカー”を目指しましょう!!