講師からのメッセージ

歩いた数だけ心も体も健康になる
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どうして「基本姿勢」や「正しい歩き方」について知りたいと思いましたか?


私の場合は、20歳のときに膝を痛めた経験が全ての始まりでした…。


某大学病院で治療やリハビリを受けていたのですが、通院して3〜4ヶ月経過した頃に担当医から手術も視野に入れて治療をすることを告げられました。安静にしながら治療を受けていればすぐに治るものだと信じていた私は、早く治したいという焦りから気がつくと精神的にも大きなストレスを抱えるようになっていました。今思えば、軽度のうつ病だったかもしれません。それくらい、毎日落ち込んでいました。でも、このどん底から抜け出すために考え方を変えたことで、しばらくすると健康状態にも変化が表れ始めました。


それまでは、「ケガ=病院で治療を受ける」という考え方しかありませんでしたが、この時から「どうして膝をケガしたのか?」という観点からもケガと向き合うようになりました。また、膝をケガしていても無理のない範囲で出来ること(運動)が、「姿勢づくり」や「普段の歩き」でした。そこで、「基本の立ち姿勢」や「日常の正しい歩き方」について興味を持ち、大学の図書館などで勉強するようになりました。


日常生活レベルの歩行スピード(時速3〜4km)の場合、かかと着地の時にかかる負荷は体重の約1.2倍だそうです。体重60キロだとして、一歩一歩に70キロを超える負荷が連続してかかるわけですから、歩き方を間違えれば、それだけ足首や膝、股関節などに余計な負担がかかり、私のように関節痛や関節に炎症を起こすケースがあります。野球肘やテニス肘も似たところがあると思いますが、無理な動作を繰り返せば繰り返すほど、その蓄積されたものが大きくなり病気になります。このような気づきを得たことで、少しでも余計な負担がかからず、体に良いウォーキングの研究が始まり、現在に至ります。


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ちなみに、私の膝のケガは、大学病院での治療だけでなく、鍼灸など東洋医学を取り入れたり、「姿勢」や「歩き方」の改善といった変化を加えたことで、幸いにも手術を受けることなく完治し、心身ともに元気を取り戻しました。


最近は、「心の健康が体の健康を左右するストレス社会」ですが、私のように「体の健康状態が心の健康を左右する」場合もあります。だからこそ、日常の「姿勢」や「歩き方」を意識的に変えることで、健康な体と心を手に入れるという一つの考え方を、一人でも多くの方に知って頂き、また実践して頂けるよう一歩一歩ですが、ウォーキング指導者として、これからも前に進んでいきたいと考えています。


“正しく歩いた数だけ”「心」も「体」も健康になる力がある!


おおげさかもしれませんが、これこそが『歩くこと』に秘めた力だと信じています。今後もこれまでの様々な経験や今も学び続けている健康や運動理論を基に、ウォーキング理論と正しい実践方法を少しでもわかりやすくお伝えしながら、そして一人でも多くの人が明るく元気な一歩を踏み出せるよう、ウォーキングインストラクターとして努めてまいります。